全身美容エステ 13話
それがどんなに恥ずかしいことなのに、心は満たされたような気がしました。
自慢のボディパーツも、最もコンプレックスな
こんもりぽっちゃりおなかもみんなさらけ出しています。
恍惚・・・
だぶん、そうなのでしょう。
恍惚感があたしを満足させようと脳が働きました。
「それではみんなで手分けして美白オイルをしみこませていきますからね。
一度に体のあっちこっちを触られるのでびっくりするかもしれませんが、落ち着いてくださいね」
寝ながらコクリと首を縦に振りました。
「それではみなさん、おねがいします」
それぞれがボトルを手にあたしを囲み、手を出してきました。
まるで病院、手術台で横たわっている患者みたい。
「最初は手や足から気分を慣らしていきますからね」
言葉通り腕を取られ、手先から腕へとオイルが塗られていきます。
ただ、人数がいますので左右別々にしてくれるので、なんとなく囚人の囚われの身みたいな気分。
足先も始まりました。
少し足を広げられると足指を丹念に広げられ隙間からオイルが染みていきます。
足を広げられるのは恥ずかしかったけどいたしかたありません。
恥ずかしかったのはボディを見られることよりも、
足の親指と親指の間が熱く潤っているのが自分でもわかっていたからです。
いずれ、そこも・・・
思いが沸騰し、あそこが熱くなってきました。
数人で施術されるものだから手足はあっという間に終わり、ボディ本体に移っていきます。
胴体部分もオイルを振り掛けられいっせいに塗られると
エステシャンのみなさんが口々にいろんなお話をします。
「かおりさんのお肌はもともと色白ですよね」
「そうですね」店長、先生の声。
「お肌ももちもち感があってプルプル」
・・・なにそれ・・・太いってこと? と心静かに思いました。
当たってるけど・・・
「色が白いってうらやましいなぁ」
「かおりさんはもともとの色素が薄いみたいですね。 その証拠にデリケートゾーンもきれいですよ」
「そうなんですか?」
「ええ、あとでみなさんで見てあげましょう」
「えっ、いいですか?」
「あそこを皆さんで見てあげれば、かおりさんも喜ぶと思いますよ」
「そうなんですか? かおりさん」
そんなこと、聞かれたって答えられません。
だってそれは露出狂でしょう。
「胸の張りも素晴らしいですよね」
「まだ固いけど、しっかり張ってて形といい、バランスといい、しっかりしてていいですよね、先生」
「そうね、まだクーパー靭帯もしっかりしてるから、こういったバストになれるんですよね」
「うらやましいわ~、私なんてもうたれ気味だし」
「恵子は彼氏に胸をもませすぎだから、そうなるのよ」
「ええ、そんなことないよ」
「自分でも言ってたじゃない、荒々しい方が好きだって」
「そりゃ、言ったわよ。 でもその方が気持ちいいじゃん」
「だからクーパー靭帯が切れたんじゃない」
「いづれ、みんなそうなるんだから、いいじゃない」
「これこれ、お客様の前でそんなお話はしないの」
「すみません」
「でも、本当に形のいいバストですよね」
「かおりさんは形もいいけど、感度もいいですよ」
そういうと乳首をちょっとつねりました。
不意の攻撃だからびっくりして声が出そうになりましたが、
それは何とか押さえられた代わりに体がビクンと反応してしまいました。
「ほんとだ、ビクンとした」
「ほら、もう一回」
乳首を左右1回ずつちょんちょんと触られると、2回ともピクンピクン!
「ほんとだぁー、感度いい」
「それではかおりさん、毛穴を開かせていただきます。
やり方は先ほどのマッサージを同じ手法ですが、今度は気持ちを落ち着けて冷静にしてくださいね」
左右別々に腕をとられると、指先を広げられ、
指一本一本丁寧にマッサージが再度始まったのですが、なんかちょっと違います。
それはまるで指一本一本からめられるように舐られているように感じるんです。
指を立てされられ、お口で丹念になめられている・・・
実際、そのようなことはしていないのでしょうけど、
マッサージが上手なのかまるで“ねぶられている”ような感触が伝わります。
それが左右同時。
プラス足指でも同じような感触に捕らわれました。
多少くすぐったいのは我慢ができます。
でも足指は、そんなことされた経験がないので免疫がありません。
足の指をお口でなめられたものには神経が興奮してピクンピクンします。
足指をねぶられると、なぜかお尻のプルンプルンなお肉に神経が走るんですよね。
足指がなめられているのに、なぜかお尻の肉がキュッ、キュン!
≪ 露出の魅惑 社会人編 7 全身美容エステ13話≫