全身美容エステ 15話
「はい!」
「かおりさんは起き上がって四つん這いの姿勢になってください」
M字になった足を閉じると起き上がって、四つん這いの体勢になりました。
いわゆるワンちゃんポーズです。
最後の仕上げってなんだろう。
でもここまで来たのだから、あまり何も考えず言われた通りにしました。
「最後の仕上げはまだ塗られていない背中とお尻に美白オイルを塗っていきますからね。
追加して全員でかおりさんへどんどんマッサージしていきますから、どんなことがあっても耐えてくださいね。
それが美しくなるための脳への刺激になりますから」
「あっ、はい」
ワンちゃんポーズです。
みなさんに先ほど一番恥ずかしいところを大注目された後なので、
そんなに緊張感を持たずにお尻を上げることができました。
でもちょっとはずかしいかな?
だって女性部分は見られると恥ずかしい気持ち半分、ドキドキします。
でもその後ろの穴はただ単純に・・・はずかしい・・・
そんなことを思っていたら、その美とは無用の穴に先生の指がちょんと当たりました。
「きゃは!」
「ここはね、どうしても色素が集まりやすいところです。
だから美白の強めのオイルをすり込んでいきますからね。 気持ち悪いかもしれませんが我慢してください」
我慢してくださいって言われても・・・
お尻の穴を責められた経験は豊富ではありません。
ちょこんと触られた経験はありますが、それはもののついで、
上のメインの穴を責める付属的な責めなら受けたことならあります。
でも肛門の穴のヒダヒダの一本一本しわを伸ばされて、
オイルをしみこまされるのは、丁寧に肛門を責めるのと同じです。
じっくりと責められた肛門からなんとなく“もやもや”したものが湧き立ってきました。
そんなとこより、どうせならエッチな穴をいじってほしいと感じてきたのです。
「先生、かおりさん、本当におつゆが多いです。 ホール周りにオイルが定着しなくて」
「そうね、中から分泌されると定着しづらいですよね。
だったらかおりさんにもっと毛穴を開いてもらいましょう。 皆さんも手伝ってくださいね」
「は~い」
毛穴を開くって・・・
想像した通りでした。
性感マッサージの始まりです。
背中にオイルを広げ塗られた後には爪裏ですぅーっと撫ぜあげられるのです。
わたし、爪でされたら脇腹と同じぐらい背中が感じるんです。
「うぅ~ん」っとライオンが咆哮するように背中が反り返り頭をもたげます。
「だめですよ、かおりさん。 我慢ですよ」
脇腹も爪でなぞられると身震いします。
お尻の責めはやみません。
どうやら2~3人がかりで責められてるようです。
一人は肛門の穴から蟻の門渡りをこちょこちょ。
ヴァギナ周りからクリトリスのヒダヒダを伸ばされてチョコンチョコン!
他の人がムチムチプリンプリンなお尻のお肉(キャッ!恥ずかし!)を爪でひっかいていくのです。
ぷよぷよのお尻の肉を爪でやられると、どんなときでもすぐエッチモードになってしまいます。
なんていうのかな? 子宮がジュワジュワするんです。
みなさんも自分の爪の裏で、背中は無理でも脇腹をつ~ってなぞったら、どんな気分になります?
ゾクゾクって来ちゃいますよね。
それが今の私は背中や腰、お尻のお肉、そして脇腹でも爪でなぞられているんです。
同時にあっちこっち責めたれたら、どんな風になるかわかりますか。
頭の中はパニックです。
でも私はそれだけじゃありません。
お尻の敏感な場所も責められているのです。
未開発の肛門のヒダヒダから蟻の門渡り、
ヴァギナの周りからクリトリスの包皮をめくられているのです。
もう、それだけでもたまりません。
どうせならゴシゴシ、クリちゃんをいじめてほしくなります。
ゴシゴシ、擦って欲しいのに、ちょんちょんだけ。
自分でやっているなら、当然すぐゴシゴシ擦りまくっていることでしょう。
でも、ここではできません。
してもらうまで、待たなければならないのです。
そんな思いに腰を揺らしたくなります。
でも、それはさすがに許されません。
私は今、二つの我慢をしています。
もっとかき乱してほしいと思う心と、先生に言われた平然と施術を受ける心。
相反する二つの思い。
その思いが解き放たれたような展開になりました。
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